愛媛大学医学部附属病院 HIV診療チームの医師・看護師・薬剤師・MSWを講師に迎え、複数機関でまとまって「エイズ研修会」をしました(※出張講義をされているそうです。HPに申込方法が載っていました)
60分の間に治療の現状・看護・ケア・薬剤・感染対策・医療費と助成制度・生活など様々な内容を話してもらいました。
HIVに感染しても薬がよくなっており、普通の生活が可能となっています。
特別な感染症だと思っていましたが、HIV感染症の方はそんなにめずらしいものではないようです。
しかも感染力は弱く、血液などを介して感染しますが、ジュースの回し飲みしてもKissしても感染しないようです。性生活もきちんと配慮すれば問題ありません。
かつて「死」をイメージしていた疾患は、いまや慢性疾患となっており、きちんと薬を服用して、生活習慣を整えば何もこわくないようです。
風邪や検査などで当クリニックにも通われているかもしれません。
でも、B型肝炎やC型肝炎などと同じように、よほどのことがない限りうつりませんし、
日頃から標準予防策をきちんとしていれば、それらの感染症だけでなく、あらゆる感染症がうつらないようにできます。
いい勉強になりました。
それと、偏見や差別で生活しにくくなっている患者さんは本当に気の毒です。
疾患をきちんと勉強した私たちが、正しい情報を伝えていけるようにしたいと思います。